絵本と音楽のコラボレーション

おしゃべりプラトラーが
ルーニーズCEO武井にインタビュー
with 作画担当COO北村 ～ 2011年某日

プラトラールーニーズは絵本の制作会社ということですが、絵本だけでなく、音楽にも力を入れてらっしゃるようですね？

武井ルーニー達、メインキャラクターの個性として「楽器の演奏を行うキャラクター」というコンセプトがありましたので。

プラトラーそういえば、絵本第一弾「ルーニーと砂のお城」で楽器を練習したり、ステージで演奏する場面がありましたね。

武井はい、ルーニー達がそれぞれに楽器を手に取り、ステージに立って演奏するシーンがあります。
そこで演奏した曲が「Looney on the stage」というわけです。この曲はルーニーズにおいて実際に存在する楽曲で、楽曲制作の始まりはここからでした。

プラトラーあら～、曲名にルーニーの名前が入っていますが、絵本の中では、それほどルーニーが突出して活躍しているとは思えませんし、周りがそこまでルーニーを中心に扱うのが理解できませんが…。半ば無理矢理ルーニーを守り立てているようにも見えますが…。いえ、決してひがんでるわけじゃないですよ。

北村この絵本第一弾の時点では、そんな疑問が多々浮かぶと思いますが、それらは絵本第二弾以降で追々明らかになっていきますので。

プラトラー…なるほど、それは楽しみですね…。楽曲制作のスタッフにはコネがあったのですか？

武井いいえ、絵本の制作・出版の時もそうですが、コネはありませんでした。音楽業界をまったく知らない私は、どうやって曲を作ればいいのか、誰に頼めばいいのか、実際に曲の制作とはどういった過程なのか、関係者の方々から話を伺いながら制作を進めました。

プラトラーゼロからのスタートとうことですね。それは大変だったでしょう。

武井でも、実際に出来あがるうちに本当に楽しくなってきて没頭してしまい、今日まで来ています。

プラトラーたくさんのアーティストの方々と楽曲制作をされたご感想は？

武井皆さん「その道のプロ」といった感じの素晴らしい方々ばかりで、年齢も考え方や想いも多種多様です。私などは新参者で業界のことなど何も分かっていない人間ですが、歌手・作曲家・作詞家といったアーティストの方々は「音楽」という一つのことを追及して、毎日本当に真剣に取り組んでおり、その凄さを実感しています。

プラトラー何事にもプロフェッショナルとはそういうことなのでしょう。

武井この仕事を通してそういった方々と知り合うことが出来たのは、私個人としても大きな刺激になりましたし励みにもなりました。

プラトラーしかし、それだけ多種多様なプロの方々が集まれば、ぶつかることもあったのでは？

武井当然、制作の過程ではぶつかり合うこともありましたが、それも全て皆さんに聴いていただける良い曲を作りたい一心でしたし、その気持ちは全員同じでした。

北村馴れ合いでやるよりも、腹を割って意見交換するほうが、良いものが出来るような気がします。

武井気が付いてみると、ルーニーズは絵本の制作会社であると同時に、音楽出版会社にもなっていました（笑）

プラトラー具体的には、これまでにどのような楽曲を出版されましたか？

武井当初は「がんばれ！ルーニー」や「すすめ！ルーニーズ」といった明らかに子供向けで絵本にリンクする楽曲を制作していましたが、その後、J-Pop「一緒がいいね。」や「Dream PassportⅡ」等、R&B「Open your heart」等、Hip-Hop「Voice」までを次々と発表しました。そして現在では、主線を幻想的で壮大なケルト音楽とし、「One Love's All We Need」や「Return to Innocence」等をシリーズとして発表しました。これらはもちろん日本語版もありますが、洋楽として英語歌詞で制作しました。

プラトラーあら…ご自分で“壮大”なんて言っちゃいましたね…

北村ええ、これはいつもの自画自賛です（汗）

プラトラー今後も絵本と音楽の両方を作っていかれるのですか？

武井はい、これからも絵本や音楽を幅広いジャンルと言語で制作し、ルーニーズを世界に羽ばたかせたいと夢見ています。絵本や楽曲を皆さんに見て聴いて頂ければ、これほどの幸いはございません。

プラトラーう～ん、壮大ですね～。