明度の対比と同化 |
| 黒と白とねずみ色の毛糸をつかって、お母さんが明け方までかかってあんでくれた、てぶくろとくつした。ねずみ色と白であんだてぶくろと、ねずみ色と黒であんだくつした。なんだか、くつしたのねずみ色のほうが黒っぽいね。同じねずみ色なのにね。夜にはとっても明るくて黄色っぽくてキラキラ光ってたお月さまも、明け方には白っぽくてすっかり目立たなくなってるね。同じお月さまなのにね。 |
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色は、それ単体で成立するものではなく、隣接する他の色や直前に見た色の影響で見え方が変わってきます。図の小さい三角形は上下それぞれ、同じグレーと同じ緑ですが、いずれも黒を背景にしたほうが明るく見え、白い背景のほうが暗く見えます。 このように、同じ色でも、背景が明るい場合には暗く、背景が暗い場合には明るく見えます(明度対比)。 |
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図の上部では、隣り合う色の影響を受けて、境界部分が一方はより暗く、一方はより明るく見えます(縁辺対比)。下部のように境界部分に白や黒を入れることで対比が緩和されます。 |
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図の格子模様では、白いラインが交差するところに、ぼんやりと別の色が見えます。 黒い四角形のほうではグレーの影が、赤い四角形のほうでは赤い影がぼんやりと浮かんでいると思います。これは、明度対比や縁辺対比の一種で、縦横に隣り合わせる四角形同士の距離と比べて、交差部分では対角線の距離が少し大きいために対比効果が低くなり、隣り合わせる色の影響を受けるからです(ハーマングリッド現象)。 |
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図のグレーはどこも同じ色ですが、白いストライプと白いチェックのほうは白の影響を受けて明るく感じられ、黒いストライプと黒いチェックのほうは黒の影響を受けて暗く見えます。 このように、図柄が細かい場合や細いストライプなどの場合、また、明度・彩度・色相の差が少ない場合に、対比とは逆に、隣接する色に近づいて見えます(同化現象)。 |